なぜ転職したいのか?転職を決めるタイミング
転職活動というと、どうしても書類を用意して面接をして・・・といったことが浮かびます。でも、転職活動には半年~1年以上かけたという人もいれば、たった数週間で終わる人もいるんです。なぜこんなに差が出るか・・・その答えはズバリ下準備にあります!
転職活動で最も大切なのは「なぜ転職したいのか」を考えることです。転職の理由が曖昧なままだと転職先で何がしたいのかも定まらず、志望動機が書けない事態に陥ることも。まずは転職の理由を自分でしっかりと確認しましょう。
もし転職の動機が曖昧なら、転職そのものが本当に必要なのかどうかも考えるべきかもしれません。なんとなく転職したものの転職先に合わず、辞めた会社に戻りたいと考える人もいます。安易な転職を避けるためにも、転職活動の軸となる転職理由を定めておけば安心です。
そして軸となる転職理由が定まったら将来のプランを立ててみましょう。今転職したいのはこんな理由だけど、転職が成功したら5年後、10年後にはこうなっていたいというプランがあれば、将来像に近づくために適した企業を絞り込みやすくなります。
ここまでで基礎を固められたら、あとは転職に適したタイミングを知っておくと動きやすくなります。採用ニーズは一般的に3~4月と9~10月に増加します。ライバルとの競走も激しくなりますが、選択肢も増えるので好みの求人があるかチェックするには最適です。また、退職金支給や失業手当給付期間からいつまで勤めると良いのかを判断するのも良いですよ。
自己分析とキャリアの振り返り
自己分析は就職活動でも多くの人がやったことですよね。しかし転職では今までに勤めてきた会社で得たキャリアも含めた自己分析が必要になります。自分が仕事の中で得たスキルの確認や、今の自分にできることを客観的に見つめてみると、転職活動で自分のどこを売り込めば良いのかがはっきりしてきます。
また、キャリアを振り返る時に重要なのは「やりたいこと(WILL)」「できること(CAN)」「組織の一員として果たすべき役割(MUST)」の3つを意識すること。
大学を出てなんとなく就職してみたはいいものの、仕事に熱を入れられないとか、やりがいが感じられなくて充実しない日々になってしまっている人も多いもの。そんな人は仕事をしてきて楽しいと思ったことや達成感、充実感があって嬉しかったことなどを思い返してみると、自分に合った仕事が見えてきます。そして、やりたいこととできることが明確になったら、志望する企業の求めるニーズに合っているかどうかを照らし合わせてみましょう。
スキルアップと資金の計画
だんだんと自分の中で転職のイメージは固まってきたでしょうか?
転職先に考える業界や職種、具体的に企業まで浮かんできたという人は、そこで求められているのがどんな人物なのかを前もって調べておきましょう。
英語力がビジネスレベル必須であったり、パソコンを多用する職種でVBAの知識が必須など、転職者にだからこそ求められるスキルが指定されていることもあります。そういった部分まで細かく下調べを済ませておけば、本格的な転職活動に入る前にじっくりとスキルアップの時間を取ることができます。
また、希望の転職先で資格の取得が求められている場合は資格取得のために費用がかかることもあります。本格的に転職活動を始めてしまった後だと時間も資金も十分に用意できない可能性があるため、ここまで含めて下準備をしておくと焦らずに転職活動に臨めますよ!
